#サイクリング#丸子橋#多摩川

【常連さん】6人目:のぶさん

常連さんシリーズ6人目は、川崎市多摩川河川敷・丸子橋下の常連さん・のぶさんにお話を伺いました。のぶさんは実は、【豆吉報】第2話:サイクリングのお兄さんのモデルにさせていただいた方なんです。(聞き手・写真:有村遊馬)

 

ーーこちらが例の自転車ですね!珈琲屋台スタッフからお話伺っていました。

のぶさん(以下、の):そうなんです。コロナ禍になってから在宅勤務が増えて、運動増やさなきゃとなったので、自転車にのることも増えましたね。

ーー体調がすぐれないとお聞きした時は心配していましたが、また屋台にいらしてくださるようになって皆喜んでいます。

の:サイクリングもしばらくリハビリでお休みしてたけど、今は以前と変わらず毎週のように乗っています。

ここにコーヒー屋さんのキッチンカーが来ている、ということは知ってたけど立ち寄ったことがなくて。でも寒くなってから、自転車に乗るとめっちゃ寒いですよね。いつも1、2時間くらいかけて30キロとか40キロとか走るんです。ここまで来ると家までもうちょっとだけど、コーヒーのいい香りと温かさに抗えなくて(笑)一度試したらもう味を占めちゃって、今では欠かせなくなりました。

ーーまさに、のぶさんに狙いを定めたかのような出店だったんですね(笑)

の:RRさんが近隣に出店されているところにも行ったことあるし、ちょうど私の行動範囲とぴったりなんです。

自分では、もともとコーヒーの好みって特にないと思ってたんです。でもRRで色々な焙煎度のコーヒーを全部試して、酸味のあるコーヒーよりしっかり苦みのあるものの方が好きなんだと、わかりました。

特にRRブレンドの深々煎りが一番好きですね!

ーーまさに、そうやってお好みの焙煎度を見つけるきっかけになれたら、と思ってご用意しているので嬉しいです!

nobusan

 

ーー自転車以外にも好きなことはありますか?

の:今はちょっと車の運転ができないので難しいんですが、キャンプにはよく行ってました。今のキャンプ道具って人が歩いて持っていくような前提になってないじゃないですか。

ーーたしかにそうですね。登山用のとかは異常に小さいのもありますけどね。

の:そうそう、シェルターみたいなやつとか。でも普通のキャンプ場にそんなストイックなやつで行くと浮いちゃいますね(笑)

富士山の見える、西湖の周りのキャンプ場によく行ってます。海はべたつくので苦手なんですが、湖とか海はいいですね。

ーー僕もどちらかというと山派です!アウトドアお好きなんですね。山登りとかもされるんですか?

の:そうですね、日帰りくらいのなら。そういう意味でも、このあたり、武蔵小杉エリアは河川敷があるのがいいですね。身体を動かすにしても、外の空気を吸いたいんです。

山を登るといっても、あえてしんどいことをしたいというわけではなくて、山頂で飲むコーヒーとか、降りてきた後のビールがうまいとか、そっちなんです。

nobusan

ーーめっちゃわかります。僕も登り始めて5分くらいで、「なんでこんなしんどいところに来ちゃったんやろ」って思います(笑)でもジムと違って山なら引き返せないから頑張って登る。それで登りきって、山頂でみる景色とか、降りてきたときの温泉が本当に最高。だからやめられないですよね。

の:そうなんですよ。今は、体調面でやりたいことがやりきれないのがもどかしいです。その中でも許されているのが自転車なんです。

nobusan

 

インタビューの後日、多摩川河川敷で珈琲屋台にいらしたのぶさんともう一度お話できました。

の:この前お話した時、「一番シアワセを感じられるは?」という質問にすぐに答えられなかったですよね。でも、その後改めて思ったんです。

こうやって普通の、あたりまえの生活ができていることがなによりシアワセだなって。コーヒーをおいしく飲めることがシアワセです。体調を崩したからこそ、そういうことを実感しましたね。

今日は羽田まで30キロを走ってきました。新しい橋ができて、離着陸する飛行機が間近で見られるようになったんです。

あとね、愛車を新調したんです。走ったら汚れるから黒一色にしました!

nobusan

◇聞き手から

快晴の河川敷でお話をさせていただき、アウトドア好き・山派という共通点で盛り上がってしまいました。先日私も少し遠出してソロハイキングに行ってきました。もくもくと歩きながら徐々に普段の雑事を忘れ、スマホからも離れて、深い緑に囲まれて、頭はスッキリ、心地よい疲労を余韻に帰宅しました。自然に触れること、身体を動かすこと、空気を吸うことって大事だなと改めて感じられたお話でした。

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