#イベント#伝統文化#地域コミュニティ#登戸

登戸・遊園 ミライノバ「紙しばいや もっちぃの青ぞら紙しばい」!(前編)

文:高地ノゾミ


7月8日(土)、登戸・遊園 ミライノバで、RR COFFEEの屋台出店と、紙しばいや・もっちぃさんと一緒に「青ぞら紙しばい」のコラボイベントを行いました!青ぞら紙しばい準備中
もっちぃさんとは「紙しばいや・もっちぃコラボ、紙芝居ワークショップ!」以降も継続的にコラボを行っていますが、登戸での紙芝居ははじめてです。
イベント開始はお昼前ということもあり、駅近くのミライノバ前は足早に通り過ぎる方が多く、RR COFFEEのメンバーが呼び込みをしても、なかなか立ち止まってくれない状況でした。

ところが、紙芝居の準備を終えたもっちぃさんが呼び込みに加わると空気が一変。

元気な和太鼓の音とともに、よく通る声で「紙芝居はじめるよー!」と呼びかけると、どこからともなく親子が集まってきます。私たちもそのパワーに圧倒されました。
もっちぃさんの呼び込み
最初の紙芝居は、もっちぃさんがいつもデモンストレーションに使用しているという70年以上前の年代物。
紙芝居の角が丸くなっていながらも、絵の状態がしっかりとしているところから、長い間、大切に使われてきたのがわかります。

デモンストレーションの後で、紙芝居ってこういう風になっているんですよと紙芝居の仕組みを説明すると、お子さんだけでなく大人たちも興味津々です。

その後、子どもたちはオリジナル紙芝居づくり。お絵描きをしながら、途中でもっちぃさんが紙芝居でも使用している和太鼓や手平金(てびらがね)を鳴らして楽しんでいました。

太鼓を鳴らしてノリノリの普段見られないお子さんの姿を見ながら、将来はドラマーですねって話しも!
凸凹ターちゃん
ワークショップの間、お子さん同士だけでなく、知り合いではなかったパパ同士・ママ同士でも会話がはずんでいて、このイベントが交流のきっかけになったことが嬉しかったです。
紙芝居ワークショップ
午前中の紙芝居ワークショップに続き、午後からは紙芝居本公演。

もっちぃさんはオリジナル紙芝居だけでなく、登場するキャラクターのバルーンアートまでご自身でつくられます。

しかも、紙芝居もバルーンアートも独学ではじめられたとのこと。
もっちぃさんの行動力と器用さに感心しっぱなしです!
バルーンアート
紙芝居もバルーンアートも好評のうちに終わり、子どもたちはまたオリジナル紙芝居づくりに夢中。

その様子をコーヒーを飲みながら眺めている女性に、感想を伺ってみようと声をかけたら、ちょうど紙芝居が終わったタイミングで来られたらしく、残念なご様子でした。
コーヒーにも紙芝居にも興味があっていらっしゃったとのことでしたので、もっちぃさんにせっかくなのでもう一回できないかと、訊いてみると「いいですよ」と快く準備してくれました。

アンコールは午前中と同じレトロ紙芝居。
集まった親子たちも含め、みんなで本日最後の紙芝居を楽しみました。
アンコール
もっちぃさんが紙芝居師になったきっかけは、たまたまテレビで見かけ現場まで行った紙芝居師のオーディション。
同じ紙芝居なのにひとつとして同じもののない紙芝居の表現の多様性に驚き、演っている人も観ている人も楽しんでいるのを体感して、紙芝居をはじめられたとのこと。

会場のもっちぃさんも、紙芝居を囲む子どもや大人たちまで、み~んなが楽しんでいて、もっちぃさんが当時見た景色もこんな感じだったのかな、なんて思いながら、改めて紙芝居の魅力を感じました。

子どもたちが紙芝居やお絵描きを楽しんでいるのを見ながら、大人たちがRR COFFEEの屋台で買ったコーヒーを飲みながらゆっくりする。
コーヒーと紙芝居という繋がりそうもない場が交わって、出会った人たちともに、私自身も心地よい時間を過ごすことができました。

コメントを残す

コメントは承認され次第、表示されます。