#イベント#伝統文化#地域コミュニティ#登戸

登戸・遊園 ミライノバ「紙しばいや もっちぃの青ぞら紙しばい」!(後編)

文:高地ノゾミ

紙しばいや・もっちぃさんには、魅力がまだまだあるということで、後編です。
(前編はこちら
RR COFFEE屋台
この日のお客さんは、コーヒーや紙芝居が目当ての方だけでなく、もっちぃさんに会うための方も何人もいました。

お昼ごろに来てくれた、平和の大切さを継承する市民団体「平和を願う会」の方もそのひとり。
「平和を願う会」主催の「平和へのバトン」というイベントで、もっちぃさんが紙芝居をされるそうです。
紙芝居ワークショップ
平和活動でどんな紙芝居をするのかと思ったら、演目は「国策紙芝居」とあります。
国策紙芝居は、戦時中、戦意発揚に使われていた紙芝居。

そもそも紙芝居は、昭和のはじめに、飴などを売る商売人が子どもたちを集めるために使って普及したとのことでしたし、子ども向けの楽しい話ばかりと考えていたので、そういう歴史があったことに驚きです。
飴の実演
平和活動は“ライフワーク”と言う、もっちぃさん。
「当時の紙芝居を観て、考えるきっかけにしてもらいたい」という想いで演っているのだそう。

私自身、戦争はどこか遠い存在だと思っていましたし、仕事以外のライフワークについても考えたことがなかったので、人生をかけて何かを伝えたいと活動されていることが、何よりすごいなと思って聞いていました。
耳のとれた兎飴
国策紙芝居の多くは戦後に焼却されましたが、紙芝居のもつ影響力に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)も驚いたという逸話も残っています。

今では、その教育効果が再評価され、世界中で手づくりの“Kamishibai”の新作が上演されているとか。
オリジナル紙芝居
もっちぃさんは「紙芝居は皆さんがまだ知らない、とてつもない力を持っています」と話します。

集客の道具にすぎなかった紙芝居が、時代とともにカタチを変え、今では作家の想いをのせたメディアになっていることを考えると、本当にいろいろな可能性を感じてわくわくします。
大きな風船の中からたくさんの風船
もっちぃさんの紙芝居もライフワークも、もっと多くの方に知ってもらいたいですし、何より実際に観に来てほしいです!
もちろん、その時はRR COFFEEのコーヒーも一緒に楽しんでくださいね。

なかなか観に来ることができない方も、お家でうなぎロースト豆のコーヒーを飲んで、RR COFFEEのつくるこの空間を想像してみてください。

きっと、たくさんのヒトの想いが伝わるはず。

RR COFFEEは、これからもコーヒーを通じて、想いがつながる場所や時間をつくり続けていきます!

コメントを残す

コメントは承認され次第、表示されます。