珈琲屋台・開発の裏側(前編)
RR COFFEEのメンバーが、まちの皆さんと直接お話できる貴重な場である、珈琲屋台。
その開発秘話や当時のいきさつを、ともに大阪出身の屋台リーダー・杉谷憲一(以下、K)とカメラ担当・有村遊馬(以下、Y) が思い出し、寸劇でご紹介します・・!
珈琲屋台1号車が生まれた、ある日の思い付き
(時は2020年・・・)
Y:いきなりやけど、屋台ってええなぁ。焼きいも屋台とかって、あのカオリとおっちゃんおばちゃんとのやり取りが魅力やわぁ
K:じゃ、珈琲の焙煎機積んでケムリとカオリ出して気さくなおしゃべり中心の屋台やるか!
Y:屋台の、風景を邪魔せず場所に寄り添う感じのあの小ささとかも、身近で近寄りやすいし。
K:じゃ、大きさは軽車両で!
Y:焙煎機ってデカいみたいやけど、軽車両に乗るんかいな?・・しかも火使うからキケンなんじゃ?
K:焙煎機、ちっちゃいのあったあった!サイズはギリ乗るし、火も換気も全然大丈夫。まずは載せて作ってみよう!
(なんやかんやで数か月後・・)
Y:ほ、ほんまに屋台ができた!やればできるもんやな。ところで、この子の呼び方は?
K:せやな、ちぃこい体で豆焼いてくれるから、豆吉ってのはどうや?!
(こうして本当に、珈琲屋台1号車、愛称・豆吉が姿を現したのだった。)
※記念すべき1号車のデザイン。2023年現在は、また新たなデザインで元気に走っております
初めての珈琲屋台、運営オペレーションも試行錯誤
K:そう言いながら、焙煎機載せたら載ったって、ちょっとびっくり。。空想って形になるんやな。。
Y:この狭いハコ(架装と言います)の中で豆を焼いて、お湯沸かして、豆挽いて、ハンドドリップして。。
K:車体色がチャコールグレーやから6月の日差しも相まって、ハコの中の温度計、計測不能でエラー表示やん。
Y:つまり摂氏50度超えてると。。
K:中の冷凍冷蔵庫がフル回転してて、電気が足りないのでミニエアコンとか扇風機も熱風で無理!
Y:冷やしタオルと空調ベスト、ハコの中の作業は40分交代、麦茶飲み放題で。
K:それな!あと、断熱材良いのあったからDIYで天井に貼ってみたら10度以上下がったわ~。
(豆吉が生まれてしまったからには後に引けない。次から次へと現れる課題を一つ一つ、つぶしていったのだった。)
(中編につづく)
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