#RRの舞台裏#熊本復興応援・つながりの記憶#珈琲屋台

珈琲屋台・開発の裏側(後編)

RR COFFEEでみなさんとつながる大事な接点である珈琲屋台、その裏側に迫る三部作のラストです!

やっとのことで、少々いきすぎた(?)こだわり満載の「豆吉」こと1号車(※詳しくは、前編中編にて)が走り出し、なんとか運営も安定し始めた、2021年のある日…

まさかの2号車

Y:豆吉が走り始めたばっかりで忙しいのに、1週間もどこ行ってたん?!日焼けしてるし。。また釣りか?

K:熊本県八代市坂本町で、我々Restoration Roasters(※RR COFFEE立ち上げ当初の名前)にとって奇跡の出会いをしてきた。。

 1年前の球磨川水害の被災古材で車作りたい。

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Y:え、まだ1号車がスタートしたばかりで商売が成り立つかどうかわからんのに?この暑さでアホになってもーたんか・・・

K:そうかもしれない。

けど、1年前に被災した人たちの中には、珈琲の香りのおかげで気持ちが救われ、落ち着けた人もいたそうで、

これは、珈琲でささやかでも世の中をRestoreしたい、と設立趣意書に掲げた我々にとっての運命だと思う。

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  KはRRチームメンバーに散々突っ込まれながらも、なんとか説き伏せ、2号車の開発プロジェクトをスタートしたのだった。

なんやかんやで、2号車完成

K:1年かかったけど、やっと被災古材を利活用して2号車が出来た!熊本生まれやから、愛称は「熊吉」やな。

Y:カウンター、戸板の棚、抽斗(ひきだし)、豆陳列ケース、ブリキ箱、めっちゃ味わいあるな~

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K:カウンターのこの木なんて、130年前にできたおうちの床の間の材料だったらしいよ。

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Y:しかもこれ、当時の職人手彫りのレリーフ細工がされているんやろ?すごい技術。よくこんなのやったなぁ。

K:使わせてもらった木はどれも質が高くて、硬くて、切るだけでもタイヘンやった。釘なんか全然入らんし。。

熊吉(2号車)の里帰り

K:川崎でのデビュー前に、ちょっとこれから熊本まで熊吉連れて行くわ。

Y:は?川崎から?高速危ないし、下道ずっと行くの?

グ●グルMAP見たら1300キロノンストップで30時間かかるよ?

K:いや、さすがに腰が壊れるので、ヨコスカからフェリー使って、それで31時間くらいかな。

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Y:また何しに?

K:それ!熊吉の走り出しは古材をくださった方々の里、八代市坂本町って決めてたんで。

Y:え、じゃ、しょうがないから俺も。新幹線で小倉まで行くのでそこで合流。カメラマン兼記録係要るでしょ?

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故郷にたどり着いた熊吉

K:(小倉から)下道、峠越え多くて結構急坂みたいなんで、思い切って高速使ってみるわ。

Y:坂で転ぶとヤバイもんね。それは分かるけど、やっぱり高速道路は、風がヤバイ~、ひぃ~ 

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こうして、故郷に向かった熊吉とRR COFFEEチーム一行は、熊本の地でたくさんの方々に出会いました。その思い出の数々は、『熊本復興応援・つながりの記憶』にて詳しくご紹介しております。

(おわり)

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